• 私たちの「食虫植物」との出会いは、姉が「ハエトリ草」を購入してきたことが始まりで、「盆栽喫茶店時代」いろんな食虫植物を販売しておりました(^^)

興味深いのは「ハエトリ草」の葉を閉じるメカニズムです。葉の中に左右3本ずつの感覚毛があり、虫がこれに触れると、あっと言う間に葉を折り畳んで虫を捕らえ、分泌液で養分を消化してしまいます。空振りを避けるために、1回の刺激では反応せず、2回目の刺激に反応するそうで、植物は生存のためいろんな進化を遂げている過程はとても面白く知るのも楽しいです。

なんとこの「ハエトリ草」、虫を与えすぎると枯れてしまうそうです(><)
葉を閉じる行為は「ハエトリ草」にとっては、多大なエネルギーを消耗することになるため、むやみやたらに何度も葉を閉じさせていると衰弱し枯れます。「過ぎたるは及ばざるが如し」なのですね!

「ハエトリ草」モウセンゴケ科 ディオネア属
 自生地 アメリカのノースカロライナ州、サウスカロライナ州など
 花言葉「魔性の愛」

 

「食虫植物のモウセン苔/ウツボカズラ/ハエトリ草」

個性的な「食虫植物」たち ☆他にも、「虫取りスミレ」や「耳かき草」など・・・まだまだあります(^^)

 

 

 

さて、「ウサギ苔」との出会いは、お客様が購入された「ウサギ苔」を少し弱ってしたので当店にお持ちいただき、お預かりしたのが最初でした。
初めは「ウサギ苔」が「食虫植物」であることも知らなかったのですが、この可愛い植物に魅了されない人☆います???

15年以上経った今でも、妹がそのとき分けていただいた「ウサギ苔」を育て続けています!

「ウサギ苔」 シソ目 タヌキモ科 タヌキモ属
 自生地  南アフリカ
 花言葉 「夢でもあなたを想う」

 

「ウサギ苔」の管理方法
<置き場所>
春夏秋は、カーテン越しの柔らかな光のある場所がいいです。

冬は日当たりのいい場所に環境を変えずに管理すると育てやすいと思います。また、冬は気温も低いので、蓋付きの密封しない容器(ジャムの瓶などでもOK、蓋はのせるだけで!)などに移して、管理してもいいです。

 

<水やり>
「ウサギ苔」に限らず、「苔玉」や「盆栽」などの水やりには「置き水」がベストです。「置き水」に水道水を足しても大丈夫ですが、「ウサギ苔」の状態が良くなければ「置き水」で、水やりしてください。
水を切らすと急激に弱ってきますので、たっぷり水を与えてください。

前出に書きました「蓋付きの容器」なら水の減り方が少ない為、季節により数週間水やりしなくても大丈夫だったりしますが、容器の大きさや環境などで違ってくるので観察してくださいね!

「ウサギ苔」の管理を主にしてくれている妹が使っているのですが、小さな器の水やりに「100均などで売っているケチャップやマスタード用の先の尖った容器」を使っています。水が器からあふれることなく、たっぷりと水やりができるので便利です!「苔玉」や「ミニ盆栽」の管理にもとてもいいと思いました。

 

<用土・植替えのポイント>

「ウサギ苔」は、【図1-1】のような配合で用土を入れていますが、小さな器で「ウサギ苔」をお持ちの方が、いろいろ揃えるのは大変ですから、「ミズゴケ」だけ【図1-2】でも大丈夫です。

 

 

「ミズゴケ」の色が緑色に変色して見た目が気になるようでしたら、新しい「ミズゴケ」に植え替えしてください。気にならなければそのままでもOKです。

植え替えのポイントとして、乾燥している「ミズゴケ」を2cm位にカットしておくと、変色部分を取り出しやすく植え替えが簡単です。(【図2】を参照ください)

 

 

<成長・春夏秋冬>
春と秋が花期です。状態が良ければ夏にも花を咲かせている時もあります。ただ、春の元気な時に比べて夏に元気がなくなると心配になると思いますが、「置き場所」「水やり」など問題がなければ、秋になったらまた回復してきます。冬は、日の光が足りないと弱ってきますので、暖かく日当たりの良い場所で管理してください。

成長は、ランナー(地上近くを這って伸びる茎)がピューっと横に伸びながら横へ横へ広がっていきます。器いっぱいに広がり過ぎると根詰まりをお越し、「ウサギ苔」の中心部から弱って枯れてしまうので、株分け(分割する時は園芸用ピンセットや割り箸などでするといいと思いますが、手でやっても大丈夫です)して、大きな器に植えて(【図3】のように)ウサギが飛び跳ねる野原の様にしてもいいですし、小さな器に植えて安定してから、お友達への少し変わったプレゼントにされてもいいと思いませんか?

増やしたい時は、花芽をカットすると増えやすいです。

★いろんな「鉢植え」でもそうですが、「枯れてしまった…」と思っても管理し続けることで復活してくれる時もあります。気長に見守ってあげてください!

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