子供のころ少しの間、祖父母に預けられて、祖母と一緒に見るお昼前と夕方にやっている株式ニュースが、私の株取引の入り口でした。

株式ニュースを、楽しそうにチェックしている祖母の姿はとても興味深く印象的で、今では手にすることが滅多にない株券を見せてもらったときは、子供ですが感覚でワクワク・ドキドキしたように思います。

現在では、インターネットの普及により、リアルタイムでの株取引も一般的になっていますが、アラフィフの私が子供の頃は、情報集めは、四季報にテレビ・新聞、そして証券会社の人との直接のやり取りでの売買で、取引手数料も今のネット証券での手数料と比べるとかなり高かったです。

私が実際に株を買ったのは高校生のころで、父の口座で自分の貯金から20万円☆当時の「新日鉄株」(確か1株196円だったと思います)を1000株買ってもらいました。
1980年代はバブルの真っ只中☆何を買っても(株だけでなく田舎の土地ですら)上がる上がるで、本当に浮かれた時代だったと思います。
*「新日鉄」は、2012年10月1日に「旧新日本製鉄」と「旧住友金属工業」が経営統合し、「新日鉄住金」となり、のちに2019年4月1日「日本製鉄」へと社名変更しています。

 

社会人になり、しばらく株取引は休止状態だったのですが、30歳前半に病気でなかなか社会復帰できない期間があり、再度自宅でできる株取引を再開しました。

丁度「北京オリンピック」前で、中国株が注目されていた時期だったし、カナダ留学時代に知り合った中国人留学生の超お金持ちたちが、当時の中国の体制について教えてくれていたこともあって、中国株の購入を始めました。

当時も今も、中国企業の情報は信憑性に欠ける点はあるものの、ネット上での「中国株掲示板」も今よりもたくさんあり、私も「掲示板」に集まる「中国株株主」さんたちと熱い議論?を楽しんでいました。

予想されていた通り北京オリンピック後は、株価も下がりましたが、しかし、弾けることはなく持ち堪え現在では、株価も北京オリンピック時をはるかに超えています。

なぜなら中国株は、株式の分割や無償割当などで持ち株がどんどん増えていく企業がとても多いからではないかと思います。分割されて株価はそれなりの金額になるのですが、しばらくすると分割前の価格になることが多く、結果、時価総額がドンドン膨れ上がる仕組みだと…全体の話ではないのであくまでも私見です。

 

30代での株取引の再開を境に、経験したことのない取引のチャレンジもしました。

一つ目は、仕手株を買い→結果、持ち株会社の倒産

私が購入した仕手株銘柄は「世界長」というシューズメーカーで、動きが激しく、倒産前に香港のメーカーとの生産委託や、第三者割当増資を実施などというニュースが流れて、チャートの上げ下げが激しかったです。まるで、打ち上げ花火のように倒産間際グゥ~んと株価は上がって倒産しました。

もちろん倒産はさすがにショックが大きかったのですが、倒産する時って、こんな動きをするんだなって勉強になったことも経験です。

二つ目は、整理ポストに入った株の購入

これは、今でも記憶している人も多いと思いますが、「ライブドア株」です。

当時、テレビ局の買収やプロ野球球団の購入、国会議員に立候補したりと何かと話題に事欠かない時代の寵児と言われていた「ホリエモン」が設立した「ライブドア」ですが、大損した株主はとても多かったと思います。

整理ポストに入って様子見をしていたのですが、一株98円の時に100株お試しで買ってみることにしました。その後、整理ポストで、上げ下げしながら上場廃止となりました。

まず、整理ポストに入っていても売買できるんだってわかっていても、実際に持ってみるのと外から見るのとは違うなぁって実感しました。その後、上場廃止になっても、株は売れないだけで保有し続けられるということを学びました。

上場廃止になってから、なんと、子供の頃に祖母に見せてもらったような株券(返却しなくてもよかったので、実家に保管してるはず)が自宅に送られてきて、ちょっと嬉しかったです(^^;)

それから、しばらく経って?配当?移管?なんだったか?忘れたのですが入金が一度あり、また、しばらくしてから郵送で株券の買取?買上げ?依頼があり、結局購入した金額の倍以上の儲けがあったかと思います。

整理ポストでの購入は、マネーゲームです。猛者どもが集まる場所でもあります。お勧めはしませんが、いい経験ができました。

三つめは、信用取引

現物株式取引には2つの方法があります。

一つは「現物取引」もう一つは「信用取引」です。

「現物取引」は「買い」→「売り」のみの取引のため、相場上がらないと利益は出ません。
「信用取引」は「買い」→「売り」だけでなく、「売り」→「買い」ができるため、高く売って安く買戻すという方法ができます。
相場の下落局面でも利益を上げることができるので、相場が下がっている時にでも株の売買が成立します。

しかも、「信用取引」の場合は、一定以上の担保(現金もしくは現物株式)を取引している証券会社に預け、証券会社から現金や株式を借りて株取引を行います。 なぜ、そんなややこしいことをするのかというと、「信用取引」では担保の金額の何倍もの株を購入できるというカラクリがありのです。これは、利益が少しでも出ればメリットは大きいのですが、損が出れば「追証」地獄に突き落とされます。

私自身も調子に乗って信用での売買をしていた時期があって、ホント地獄を味わいました(><…)

今は、ネットバンクでのリアルタイム入金が自宅でできるので、急激な下げで「追証」を支払わなくてはならなくなったとても、バタバタ銀行へ走らなくてもいいですが、インターネットがなかった時代は、銀行窓口で順番を待ってヒヤヒヤしていたのかなぁ・・・って想像しただけでゾッとます。

 

それから、「NISA」が始まり、「NISA」の利益は税金がかからないというので、私は「NISA」では、夢の「テンバーガー」を狙うことにしました(^^)

「NISA」については、また次回へm(__)m

 

 

 

 

 

 

 

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